五大総合商社に第二新卒でチャレンジしたいって人は結構いる。
- 新卒で入社できなかったからリベンジしたい
- 新卒では商社じゃない選択肢を選んだが、少し働いて総合商社に惹かれるようになった
みたいなパターンだ。
が、第二新卒で総合商社を狙う難易度は高い。
とはいえ第二新卒採用は、新卒採用でもなく中途採用でもなく特殊な応募条件や採用要件があるので、この記事では実際に商社で働いていた経験も踏まえて、五大商社の第二新卒の対策方法を解説します。
- 新卒で専門商社→総合商社
- 商社で働くリアルや転職のコツを紹介しています
なお、総合商社への転職に転職エージェントは必須ですが、ガチ勢はほとんどの応募者がエージェント経由で応募して面接対策をしてくるので、対策しておかないと他の応募者に比べて面接対応力で明らかに見劣りするので注意。
選考対策には、無料のJACリクルートメントが割とおすすめですね。総合商社への転職サポート実績がとても多いです。
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総合商社に第二新卒で転職する難易度は?
総合商社に第二新卒で転職する難易度は高いです。特に五大商社は倍率も数百倍になるので通過率が低く、人材に求める要件も高いからだ。
とはいえ、第二新卒は新卒採用と同じくポテンシャル採用なので、ポテンシャルを示せれば充分に狙える。まずは各社の応募要件を紹介する↓
総合商社の第二新卒採用の応募条件
まず大前提として、主要な総合商社のうち明確に第二新卒採用を実施しているのは三菱商事のみ。豊田通商は新卒枠で受け入れているというのが現状だ↓
| 企業名 | 第二新卒採用の状況 |
|---|---|
| 三菱商事 | 明確に実施している |
| 丸紅 | 中途採用枠で第二新卒を受け入れ(参考) |
| 伊藤忠 | 中途採用枠で第二新卒を受け入れ(参考) |
| 住友商事 | リスクマネジメント組織のみ実施 |
| 三井物産 | 実施していない |
| 双日 | 実施していない |
| 豊田通商 | 新卒採用枠で第二新卒を受け入れ(参考) |
丸紅と伊藤忠は中途採用枠で第二新卒を受け入れているが、中途ということは即戦力が求められる(=新卒採用のようにポテンシャルを中心に評価されるものではない)ので、今回の趣旨から正直ずれる。

ということで、ここでは三菱商事と豊田通商の応募条件を中心に整理します↓
三菱商事の第二新卒の応募条件
三菱商事は社会人経験が3年未満の人を対象に第二新卒採用を実施している。特定スキルは不要と明記しているので、いわゆる一般的な第二新卒採用に最も近い(というかドンピシャな)採用がこれ↓
- 大学または大学院の学士号・修士号・博士号のいずれかを取得済みの方
- 就業経験(実務経験)があること
- 選考実施年の3月末時点で、勤続年数が3年以内の方
- 特定のスキルや専門性を有していない場合でも、三菱商事で新たに身につけたい・チャレンジしたいとお考えの方
※入社時期:選考状況、内定者ご本人のご都合を勘案して個別に決定
※参考
豊田通商の第二新卒の応募条件
第二新卒で豊田通商に応募する場合、社会人経験が2年未満の人が対象で、新卒採用に応募することになる↓
- 入社時に、最終学歴からの職歴が2年未満の方
- 入社時に、豊田通商の役員・職員の子女でないこと
- 4月1日に入社可能な方
※参考

実際の採用実績は下記↓
総合商社の第二新卒の採用実績
主要な総合商社の中で第二新卒採用を明確に実施しているのは三菱商事のみなので、ここでは三菱商事の採用実績を紹介する。
と思ったが、残念ながら中途採用と合算したデータしかなかった(23年以降は第二新卒含む)↓
| 中途採用数 | 20年度 | 21年度 | 22年度 | 23年度 | 24年度 | 25年度 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 総合職 | 13 | 16 | 43 | 79 | 77 | 44 |
| (男性) | 12 | 13 | 39 | 76 | 59 | 33 |
| (女性) | 1 | 3 | 4 | 3 | 18 | 11 |
※23年以降は第二新卒含む
※出所:三菱商事

なお、三菱商事が第二新卒採用を開始したのは2023年から。
25年度は採用数が減っているものの、23,24年度は第二新卒を含めた採用数が大きく増加しているのが分かる
以降は下記を解説します↓
総合商社の第二新卒の求人情報
ここでは、第二新卒を明確に受け入れている三菱商事と豊田通商の募集要項を紹介する↓
三菱商事の第二新卒の募集要項
三菱商事は第二新卒採用では総合職のみを採用している↓
| 職種 | 総合職 |
|---|---|
| 雇用形態 | 正社員(期間の定めなし) |
| 試用期間 | 6ヶ月 |
| 月給 | 35万円~ |
| 賞与 | 年2回 |
| 通勤費 | 支給 |
| 勤務時間 | 9:15~17:30(休憩1時間) |
| 勤務地 | 本店(東京)他、国内・海外の拠点、事業会社など |
| 時間外労働 | あり(月間平均残業時間:31.0時間) ※2024年度実績。管理職 及び 顧問・嘱託社員を除く |
| 休暇休日 | 完全週休2日制(土・日)、祝祭日、年末年始、年次有給休暇、結婚休暇、妊娠休暇、配偶者出産休暇、子の看護等休暇、特別傷病休暇(妊娠・育児事由)、介護休暇、リフレッシュ休暇、ボランティア休暇 等 |
| 福利厚生 | 各種社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)、退職金・年金制度、診療所、研修所、独身寮※・社宅、育児休職制度、配偶者の国内外の転勤に伴う再雇用制度 等 |
※参考
豊田通商の第二新卒の募集要項
豊田通商は総合職や一般職といった区切りではなく、「グローバル職」と「地域限定職」という分類で募集している。
なお27年度は地域限定職の募集は実施されていなかったので、ここではグローバル職のみ紹介する↓
| 職種 | グローバル職 |
|---|---|
| 雇用形態 | 正社員(期間の定めなし) |
| 試用期間 | 3ヶ月 |
| 初任給 | 四年制大学卒:月給 330,000円(※2025年7月1日現在) 大学院・六年制学部卒:月給 350,000円(※2025年7月1日現在) |
| 賞与 | 年2回 |
| 通勤費 | 支給 |
| 勤務時間 | 就業時間9:00~17:45(休憩時間12:00~13:00) |
| 勤務地(初期配属) | 名古屋本社・東京本社・その他国内拠点(在宅勤務を含む) ※会社の定める場所(本社及びその他の拠点・出向先の会社・在宅勤務・海外拠点も含む)への変更あり |
| 時間外労働 | 有 ※月間平均残業時間:22.4時間(2025年3月期実績) |
| 休暇休日 | 完全週休二日制(土曜日・日曜日)、祝祭日、夏季、年末年始、年次有給休暇、慶弔休暇、リフレッシュ休暇、ボランティア休暇、特別休暇、産前産後休暇 ほか |
| 福利厚生 | 借上げ独身寮・社宅、保養宿泊施設、会員制リゾートクラブ、各種チケット割引、社内クラブ活動、WELBOX法人会員(会員制福利厚生サービス)、カフェテリアプラン制度 ほか |
※参考

選考フローや募集時期は下記↓
五大総合商社の第二新卒の募集時期と選考フロー
ここでは五大総合商社のうち、明確に第二新卒採用を実施している三菱商事を例に紹介する(2026年の場合)↓
エントリー:6月19日(金)~7月10日(金)13時
ESと職務経歴書を提出すると、WEB試験(計数・言語・英語・適性検査)が案内される
複数回の面接:7月23日~
1次面接はオンラインで、2次と3次は基本的に対面で実施
合格通知:9月下旬
入社は12月以降。選考状況や内定者の都合を勘案し、個別に決定される
※参考

なお豊田通商の選考フローは「ES提出→筆記試験→面接(複数回)→内定」。新卒採用枠での受け入れなので、その時期に実施されます
- 五大総合商社の第二新卒採用で求められるものと注意点 ※3つ目要チェック
- 総合商社に第二新卒で転職する方法 ※直接応募NG
- 総合商社が第二新卒を採用する理由
- 総合商社に第二新卒で転職するメリット
五大総合商社の第二新卒採用で求められるものと注意点
繰り返しになるが、第二新卒採用はポテンシャル採用なので、即戦力は求められないので安心してOK。
とはいえ、新卒採用と違って下記は求められるので注意です↓
サクッと解説します↓
社会人の基礎マナー
いくら第二新卒でポテンシャル採用とはいえ、数年は社会人を経験してきたわけなので、社会人の基礎マナーや立ち振る舞いは新卒採用よりもチェックされる。

(数年働いていたのに、話し方や立ち振る舞いが新卒学生っぽいな…)
とか思われると、「入社後に研修や教育をしても成長しないのかも」と疑われるので、そこらへんは注意。

2つ目に求められるものは↓
第二新卒で転職する理由を良い感じに説明するスキル
新卒で入社した会社に満足していればそもそも第二新卒採用に応募して来ないだろうし、
それなりの経験を積めていたなら、むしろ中途採用で応募して実績を示してくるはず。
にも関わらず第二新卒採用枠に応募してくるんだから、

(新卒採用のリベンジか、新卒で入った会社が思ったものと違ったのかな…)
みたいなことは人事も想像している人が多い。
とはいえ、そのあたりは新卒採用と同様に良い感じにオブラートに包んで、それっぽい建前を言えるかが大事。これも立派な社会人スキルですね。

そして第二新卒だからこそ加点されるポイントは下記↓
少しでも魅力的な職務経験があればもちろん加点される
これはもちろん必須ではないが、「即戦力は不要です」と言っているので採用担当は当然そのつもりであるものの、他の候補者よりも魅力的な経験があれば、加点してしまうのは人間なら当然。
そして他の応募者もそのあたりは絶対に意識してくる人がほとんどなので、正直に「この数年の社会人経験で何も得ていませんが、ポテンシャルはあります!」みたいなスタンスで挑むよりも、少しでもこれまでの社会人経験を魅力的に見せた方がベター。というかマスト。
だからこそ、第二新卒採用は「新卒っぽくポテンシャルをアピールしつつも、中途採用っぽくこれまでの職務経歴を魅力的に見せる」みたいなバランス感が大事になる。これが特殊な点。
このあたりをうまくやるためには、商社への転職サポート実績が豊富なエージェントを利用したほうがいい。個人的には無料のJACリクルートメントというエージェントがおすすめ。三菱商事などの総合商社の対策にも対応してます。
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転職エージェントは転職者と企業をマッチングさせる会社で、過去の面接通過者の質疑応答データや面接のコツ、求人企業のリアルな内部事情などを教えてくれます。
もちろん無料でサポートを受けられる会社がほとんどです(採用が決まったら、転職エージェントは企業側から報酬を得ています)
※たまに有料のエージェントがいますが、使う必要ないですからね。無料で十分すぎます
三菱商事などの主要な総合商社に第二新卒で応募してくるような優秀層は、ほとんどの応募者がエージェント経由で応募して面接対策をしてくるので、対策しておかないと他の応募者に比べて面接対応力で明らかに見劣りするので注意。
先ほど紹介した無料のJACは下記への紹介実績があるので安心してOK↓

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総合商社に第二新卒で転職する方法
総合商社に第二新卒で転職するには公式サイトから応募することもできるが、個人的にこれはおすすめしていない。
そんな大真面目に応募するのではなく、先ほども説明したようにエージェント経由で応募するのがどう考えても合理的。
繰り返しになるが、三菱商事などの主要な総合商社に第二新卒で応募してくるような優秀層は、ほとんどの応募者がエージェント経由で応募して面接対策をしてくる。大真面目に公式サイトからたった一人で直接応募すると、エージェント経由で対策してきた他の応募者に比べて面接対応力で明らかに見劣りするので注意です。
エージェントだからといってどこでもいいわけでは当然ない。
総合商社への転職を得意としているエージェント以外は使わないほうがいい。
CMでよく見る大手エージェントは総合商社に全然詳しくないので、選考対策のコツを知っていません。
私は10社以上のエージェントを使い、総合商社への転職を得意としていないエージェントとも会話したことが何度かありますが、
「これでは対策できないよ…」と感じ、時間を無駄にしたなーと思っていました。
先ほど紹介した無料のJACリクルートメントは総合商社への転職サポート実績が豊富なので、わりとおすすめ(もちろん完全無料で利用できるエージェント)
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総合商社が第二新卒を採用する理由
ここでは、そもそも総合商社、特に三菱商事がなぜ第二新卒採用を開始したのか、その理由を解説しておく。相手の目的を把握しておけばES作成でズレた回答を用意しなくて済むと思うので参考にしてほしい。
さて、目的は主に3つ↓

それぞれサクッと解説します↓
特定の企業に染まっていないため、自社のカルチャーを教育しやすい
新卒採用にも当てはまるが、即戦力にならない人材を企業がわざわざ採用する目的はこれ。
中途採用は即戦力になるものの、他社のカルチャーに染まっていることが多いためイマイチ自社のカルチャーに馴染んでくれない人材が居るのがデメリット。
一方で新卒や第二新卒であれば、社会人経験がほとんどないので、自社のカルチャーに馴染んでくれやすい人を採用できるのが大きなメリット。
社会人基礎スキルは身に付いているので、教育コストが安い
下手に他社に染まってないものの、数年は働いているので、社会人としての基礎スキルが身に付いているのが第二新卒の特徴。
だからこそ教育がラクなので、その点も大きなメリットになる。

新卒採用と中途採用の良い面をバランスよく得られるのが第二新卒ですね。
就職活動で採用できなかった優秀層を獲得したい
そして何といってもこれ。新卒採用では採用しきれなかった優秀な人材を獲得しようというのが最大の目的だろう。特に総合商社は人材が企業の競争力に直結するので、優秀な人材獲得には必死になる。

では逆に、入社する側のメリットも紹介しておきます↓
総合商社に第二新卒で転職するメリット
総合商社に第二新卒で転職するメリットは主に3つ↓
年収がUPしやすい
主要な五大総合商社は圧倒的に年収が高いので、第二新卒で転職して働き続ければかなりの年収を貰える。
参考として五大商社の平均年収は下記↓
| 企業名 | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) |
|---|---|---|
| 三菱商事 | 2,112 | 42.3 |
| 三井物産 | 2,058 | 42.0 |
| 伊藤忠 | 1,991 | 42.0 |
| 住友商事 | 1,840 | 43.3 |
| 丸紅 | 1,784 | 42.5 |
※参考:三井物産 有価証券報告書
※参考:三菱商事 有価証券報告書
※参考:丸紅 有価証券報告書
※参考:伊藤忠IR情報
※参考:住友商事IR情報
ネームバリューがあるので、今後のキャリアの選択肢が広がる
そして何といってもこれ。総合商社を自身の職務経歴書に書くことができれば、その後の転職の幅はかなり開ける。日系大手でもいいし、ベンチャーでもいいし、起業したってOK。
20代のときに立てたキャリアビジョンなんてどんどん変わっていく人がほとんどであり、そうあるべきとも思うので、
20代は下手に可能性を狭めるのではなく、選択肢を広げられるようなキャリアを歩むのが個人的にはおすすめだなーと思ってます。
ただし、第二新卒で総合商社を狙う難易度はめちゃくちゃ高い。優秀層はほとんどがエージェントを使ってガッツリ対策してくるので、面接対応力で劣らないように注意。
なお先ほど紹介した無料のJACリクルートメントはハイクラス人材によく利用されているので安心してOK。
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ポテンシャル採用なので業界未経験でも転職できる
業界未経験で、即戦力を求められずに転職できるチャンスは第二新卒がラスト。これを逃すと、それまでの職務経歴によって転職の選択肢がめちゃくちゃ狭まるので注意。

現状のキャリアに満足していない人は、未経験カードを使えるうちに使った方がいい。
